令和4年第2回定例会が千歳市議会で開催され、重要な議題が討論された。
自衛隊体制強化では、松倉美加議員が自衛隊の役割や地域貢献について質問。松倉議員は、ウクライナ問題に触れ、国防の重要性を強調し、「北海道は国防の重要拠点である」と述べた。これに対し、山口市長は「自衛隊との共存共栄のまちづくりを進めてきた」と応え、道内自衛隊の重要性を再認識した。
自治体DXの議題では、松倉議員がデジタル化の現状と体制作りの重要性について質問。市内のDX推進は進行中であり、特に行政管理課が中心となり、各部門と連携しながら推進していると説明した。さらに、行政のデジタル化や地域全体のデジタルライフ向上に向けた取り組みも求められている。松倉議員は、全職員のデジタル技術の習得が重要であるとして、迅速な実施を訴えた。
まちのにぎわいづくりに関する議論では、千歳JAL国際マラソンについての評価が集まり、多くの市外参加者を呼び込み、経済効果が大きいとされる。松倉議員は、観光ホテルや飲食店への集客効果の重要性を説き、参加者の声を市の施策に反映させるよう求めた。また、今後の航空祭や市街地活性化イベントの発展も期待される。
一方、教育環境として支笏湖小学校の留学生受け入れ制度に触れ、地域の特性を活かした教育方法を提案。地域の魅力を伝えることが新たな教育機会となるよう期待が寄せられた。