千歳市議会は、令和元年第３回定例会を開催した。
市長の山口氏は挨拶の中で、大変暑かった夏と各行事の成功を振り返り、特に9月6日に発生した胆振東部地震からの復興を念頭に置いた訓練を行ったことを強調した。
地震による多くの命が失われたことを受け、山口市長は、千歳市総合防災訓練の開催を報告した。この訓練では、災害の経験や教訓を生かした対応力向上を目的に、多くの地域住民が参加したという。さらに、9月2日から6日にかけて行われた千歳・アンカレジ市との姉妹都市提携50周年記念行事の成功を報告し、両市の友好交流の深化を期待する旨述べた。
あわせて、本定例会には、報告8件、認定10件、議案19件が提案されており、会期は29日間と決定された。山口市長は市民協働推進事業や教育長選任についても言及し、議会に協力を求めた。特に、教育委員会の新たな任命が重要な局面にあることを指摘し、任命予定の佐々木氏が教育発展に寄与することへの期待を表明した。
また、今回の定例会では、自衛隊の体制強化に向けた要望活動や、農作物の状況についても触れた。昨年の悪天候の影響を受けているが、今年は順調な農作物の生育が見込まれており、豊穣の秋が期待されることが述べられた。
議案については、教育施設の整備や消防関連の条例改正など幅広い内容があり、議員は長期間にわたりこれらの重要なテーマについて審議を行う必要があることが伝えられた。今後も議会の活動を通じて市民生活の向上を図るため、議員の皆様には審議の重要性が再確認された。