令和2年3月25日、千歳市議会の第1回定例会が終了した。
この会議では、令和元年度及び令和2年度の一般会計補正予算が承認され、特に新型コロナウイルス感染症への対策が重要視された。
総務部長の佐々木氏は、令和元年度千歳市一般会計補正予算について、約4,080万円を追加し、総額489億2,080万1,000円とすることを説明した。
この補正予算の内容には、感染拡大防止のための消耗品購入や、保育環境の改善に向けた経費が含まれており、手厚い施策が取られている。
さらに、令和2年度一般会計補正予算においては、5億8,355万8,000円を追加し、総額501億8,621万6,000円とする方針が示された。主に中小企業への支援策が強調され、中小企業の資金繰りを支えるための新たな制度が設けられる。
新型コロナウイルスによる影響を受ける中小企業に対しては、利子補給や信用保証協会への補助が実施され、経済的負担を軽減する方策が図られている。具体的には、無利子の貸付制度が導入され、借り主の負担を軽減する取り組みが進められる。
また、会議では中高年のひきこもりに対する実効性のある支援を求める意見書も可決された。市民生活への影響を最小限に抑える努力が重視され、長期的な視点での支援策についても議論がなされた。
最終的に、全ての議案が賛成多数で可決され、市長の山口氏が、市民と議会の協力に感謝の意を示した。感染症対策が今後も重要な課題であり、これからも議論が続くことが期待される。