令和6年の千歳市議会第1回定例会が、3月1日に開会した。
市長の横田氏は、議員に対して感謝の意を表した後、各種報告や議案を提示した。
本定例会では合計37件の提案があり、特に令和5年度補正予算に関する議案が目を引く。
市長は、新年度における市政運営の基本姿勢を示し、特に防災やまちづくり、安全・安心な生活環境の実現などに力を入れていく意向を強調した。
また、現在の国際情勢について語り、エネルギー価格の高騰や物価の上昇が市民生活に及ぼす影響を指摘した。
この点について、横田市長は、物価高騰への対応として、ちとせ市民応援商品券の発行などの施策を進めていると述べた。
特に注目されるのは、千歳市に進出予定のラピダス社についてである。
市はこの進出を市政の大きな転換期と捉え、企業誘致に今後も力を入れていく考えである。
市長は、防災面の強化にも取り組んでおり、最近の能登半島地震を教訓として、災害対策や情報共有の重要性を訴えた。
また、子育て支援に関しては、約90人の保育定員を拡大するとともに、夏季の熱中症対策にも重点的に取り組む予定である。
今後の市政運営に関して、自衛隊との連携を強化し、人口減少社会への対策も講じていく方針が示された。
最後に、教育行政においても重要な施策が打ち出され、全国基準を超える児童生徒の運動能力向上が明記され、市の各種学校教育施策のさらなる充実が求められている。