令和4年9月28日に千歳市議会の第3回定例会が開かれ、複数の議案が可決された。
まず、補正予算特別委員会の平川委員長が令和4年度千歳市一般会計補正予算（第4回）および介護保険特別会計補正予算（第1回）について報告した。両議案は、原案通り可決すべきものと決定され、質疑はなく採決の結果、異議なしのうちに可決された。また、総務文教常任委員会の五十嵐委員長が千歳市職員の育児休業等に関する条例改正についても同様に報告し、原案可決が確認された。さらに、産業建設常任委員会の大山委員長が手数料徴収条例の改正について報告し、これも原案通り可決された。
次に、令和3年度の歳入歳出決算が認定され、横田副市長が主要施策の概要を説明。コロナ禍における経済対策や、地域福祉、医療体制の強化を図る施策が進められたことが強調された。特に、一般会計では実質収支が4億5,064万円の黒字となり、特別会計でも良好な結果を収めた。横田副市長は「新型コロナウイルスの影響が続く中で、地域経済の支援に取り組んできた」と述べ、持続可能な財政運営を目指す姿勢を示した。すべての決算について異議なく認定され、議会は決算特別委員会を設置することを決定。
最後に、委員の指名が行われ、全21名の委員が選任された。議長の山崎氏は「財政状況は厳しいが、必要な施策には引き続き予算を添えて支援を行う」と述べ、今後の具体的な計画についても期待感を持たせた。議会はすべての議案を無事に処理し、次回の会議へと進む準備が整った。