令和4年第2回定例会が千歳市議会において開催されることとなった。
市長の山口氏は、新型コロナウイルス感染症に対する施策について言及。「全国的な感染拡大は抑えられつつあり、日常生活の回復が進んでいる」と述べ、ポジティブな見通しを示した。
新千歳空港の国際線再開が経済には大きな影響を与えるとの見解も語っており、「インバウンドの回復は、地域経済の活性化に寄与すると期待している」と強調した。
次に、補正予算に関する議案も数件提案され、特に物価高騰に対する対策が重視される。
市民一人当たり5,000円の商品券配布制度が新たに実施されることになり、「市民生活の支援や消費の回復を図っていく」と明言。
さらに、市立千歳市民病院への医療体制の整備についても報告され、医療資源の確保や新型コロナウイルス感染症患者の受け入れ体制の継続が強調されている。
教育面でも特別支援教育の充実が図られ、特別支援学級が新たに開設される。これにより、障がいを持つ児童への支援が一層強化される。市教育長の佐々木氏は「地域との連携を深め、教育環境を改良していく」と述べた。
千歳市議会では、議会運営上の問題についても意見が交わされ、会期決定などが議題に上がる。今議会では合計11件の議案が提案され、さらなる審議が必要とされる。
このため、議会は14日間にわたり集中した議論を遂行することになる。議長の山崎氏は「次回会議は6月10日。委員会も稼働し決定に至りたい」と述べ、会議の重要性を訴えた。