千歳市議会は、令和3年第1回定例会の審議を行った。
今回の定例会では、景観条例の制定や令和3年度当初予算案を含む多数の議案が審議された。特に、補正予算及び新年度予算についての討論が注目され、各議員から意見が寄せられた。
総務文教常任委員長である松倉重治氏は、議案第11号「千歳市景観条例の制定について」と議案第35号「工事請負契約の締結について」を原案通りに可決することを報告した。質疑に関しては、「なし」との声もあり、議案は不該決した。
次に、補正予算特別委員長の今野稔氏が提出した議案についても、すべて可決すべきであると報告され、会議において異議はなかった。特に注目されたのは、令和3年度の予算案であり、予算の総額は498億8,889万4,000円となる。
横田副市長は、令和3年度の予算編成に際し、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮しつつ、さまざまな事業に経済対策を講じる必要があると説明した。特に、補正予算を9回にわたり編成した結果、経済や市民生活の保護に注力してきた。
歳入は特に難しい見通しであり、税収の減少が予想される中、努力されたという背景がある。議案に盛り込まれた投資的経費は82億5,065万3,000円となり、過去最高水準であることも強調された。新型コロナウイルスへの対応も最優先事項として位置づけられた。
また、議案第19号「千歳市基金条例の一部を改正する条例の制定」や議案第23号「千歳市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例」についても同様に可決され、重要な施策の進捗が期待されている。