令和6年第2回定例会が6月14日に開かれ、各議員が公共施設の維持管理や市の観光行政に関する提案を行った。
山崎昌則議員は、美々公園のミズバショウ群生地の保護について言及し、自然環境の重要性を強調した。
彼は、群生地への木道設置の必要性について質問し、訪問者が自然を楽しむことができるようなるべく傷めない方法での整備を提案した。
これに対し、横田市長は、現状では木道の設置は考えていないとしたが、観察時の注意事項について周知を進める意向を示した。
さらに、林東公園の整備についても尋ねられ、過去に行った修繕状況について言及され、必要な予算の確保や今後の具体的な整備計画についても意見が交わされた。
議会でのやりとりにおいて、林東公園は、約70%の進捗率で整備が完了していることが報告され、さらなる改善と整備の必要があるとの声が上がった。
観光行政においては、高齢化社会を見据えた観光案内所の整備が重要であるとの意見が寄せられた。特に、新型コロナウイルス感染症からの回復過程における観光客の受け入れ体制についても議論となり、観光案内所の利用状況が前年を超える形で順調だとの報告があった。
交通対策も取り上げられた。地域の通学路の安全対策について、通学時の危険度増加に対する緊急の対策要望が強いことが指摘された。特に、交通信号や一時停止の見直しが求められる中、地域の安全が最優先であるとの意見が多く聞かれた。
また、国民保護行政として、北朝鮮のミサイル発射に備えた図上訓練の目的と、結果として得られた成果及び新たな課題について議論された。市が持つ初期対応の重要性が強調される中、民間支援や消防との連携強化の必要性も提起された。
すべての議案についての議論は続き、今後の具体的な施策に向けて深い意見交換が行われた。特に、公共施設の維持管理と、それに伴う予算措置についてさらに明確な計画が求められた。市が直面している多くの課題について、継続的な改善が必要であるとの認識が示された。