令和4年第1回定例会の開催が、3月8日に行われた。
この会議では、補正予算特別委員長からの議案審査報告が行われ、様々な議案が審議された。特に、令和4年度千歳市一般会計予算についての説明が注目される。
千歳市の横田副市長は、経済の回復が新型コロナウイルスの影響の中で徐々に進展していると強調した。また、令和4年度の予算案は一般会計で469億6,440万1,000円となり、前年度に比べて5.7%の減少が見込まれていると報告した。
この予算案は、地域のデジタル化と公共施設の脱炭素化に取り組むための必要経費が計上され、経済情勢を反映した内容になっている。
特に、令和4年度千歳市国民健康保険条例の一部改正についても議論された。市民環境部の浅井部長は、受給者の均等割額の減額を定めることが主な目的であると説明した。基礎賦課限度額が引き上げられたことにより、より多くの市民にとって負担が軽減されることを期待している。
更に、ロシアによるウクライナへの侵攻に関する非難決議が提出され、古川議員が詳細を説明した。決議は、ロシア連邦の軍事行動を国際法違反として非難し、迅速な軍の撤退と平和的解決を求める内容で、会議参加者からも賛同の声が上がった。
このような充実した議題と内容で進められた定例会は、市民の生活に影響を与える重要な議案が数多く含まれていたことが強調される。市議会の決意表明とともに、今後も市民の意向を尊重しながら、適切な施策が進められることに期待が寄せられた。