令和6年6月13日、旭川市議会の第2回定例会が開催された。今回の会議では、議席の変更や会期の決定が行われ、複数の議案についての提案説明が行われた。
議事日程には、財産の取得や予算の補正に関する議案が含まれており、特に議案第20号のスポットクーラーの取得についての質疑が多く寄せられた。本議案では、学校の猛暑対策として、350台のスポットクーラーを2,618万円で取得することが提案されている。
高花えいこ議員(公明党)は、購入予定のスポットクーラーが猛暑日などにどのような効果を持つのか質問したところ、学校教育部長の坂本考生氏は、ルームエアコンの設置完了までの暫定措置としてスポットクーラーの導入が必要であると述べた。さらに、設置は6月から夏休み前までに完了する予定だと説明した。
高花氏は、スポットクーラーの効果だけでなく、騒音や電力供給に関しても疑問を呈した。市での調査によれば、今回導入するスポットクーラーの音は約60デシベルとなり、文科省の基準を超えているが、実際の授業に影響が出ないと判断されたという。
また、高花議員は、スポットクーラー設置後に発生するかもしれないブレーカーのトリップにも懸念を示した。教育部長は、各校の電力消費状況を調査し、新たに分電盤やコンセントの増設を行ったと説明した。