旭川市議会は、令和3年6月11日、第2回定例会を開催した。議会では、会期の決定や補正予算案の審議が行われた。
まず、会期は6月25日までの15日間と決定された。続いて、議案第1号の令和3年度旭川市一般会計補正予算について、総合政策部長の佐藤幸輝氏が提案理由を説明した。この補正予算は、歳入歳出予算に24億9千907万8千円を追加し、総額1千658億8千965万8千円とするものである。
また、補正の内容については、商工費の感染防止対策協力支援金としての使用が明記されていた。この補正に対しては異議なく可決された。
その後、議案第3号、旭川市アイヌ施策推進基金条例の制定が提案された。この基金は、アイヌ文化を生かした施策の財源に充てられることになっている。市民生活部長の林良和氏も関連する議案について説明し、条例改正の計画を明らかにした。
続いて、旭川市議会は、各種条例の改正についての提案を受けることになった。これは、特に感染症対策に関連したものであり、福祉や教育の基準を見直す内容が含まれていた。
さらに、報告第1号から第6号までの会計予算の繰越しについても説明され、昨年度の未使用額の繰越しが報告された。特に、感染症の影響に伴う予算措置は重要な課題として挙げられた。
また、全国市議会議長会からの表彰を受けられた議員に対し、市長と議長より祝辞が贈られた。市長の西川将人氏は、議会の長年の貢献に敬意を表し、引き続き市民の声に耳を傾けながら行政運営を進めることの重要性を強調した。