令和3年第3回臨時会が5月18日に開催された。
本会議では、複数の重要事項が議決され、旭川市議会の新たな指導体制が確立された。
まず、会議は時間通りに開会され、出席議員の全員が参加していることが確認された。出席議員の確認により、安田佳正議長は本会議の進行を開始し、まず日程第1の会期の決定が行われた。
会期は5月20日までの3日間と決定された。
続いて、旭川市議会議長であった安田議員の辞職について協議された。彼は諸般の事情により辞職の意向を表明。副議長である白鳥秀樹議員がこの辞職を許可することに議会は異議なしと認め、辞職が許可された。これに続き、議長の選挙が行われ
新たに中川明雄議員が議長に選任された。
中川議長は初めての議長職務を引き受けるにあたり、自らの無力感を認めながらも、与えられた任務を遂行する決意を語った。特に、新型コロナウイルス感染症の影響下での市議会における役割の重要性を強調し、議員全体がこの危機に対処するために団結する必要性を説いた。
副議長の辞職に関しても審議され、前副議長の白鳥議員が辞職を申し出、許可されることとなった。これを受け、新副議長選挙が行われ、えびな信幸議員が当選した。
新副議長であるえびな議員は、過去の課題を踏まえてさらなる貢献の意向を表明した。
続いて、議案と報告が扱われた。議案第1号では、令和3年度の旭川市一般会計補正予算が提案され、民生費や衛生費として計4億242万6千円が追加される議案となった。特に新型コロナウイルス対応のための緊急支援が重要視された。
また、株式会社旭川振興公社の株主総会での議決権行使についても議題に上がり、議会の議決を得ることが求められた。
最後に、過去数ヶ月の専決処分の報告が行われ、合計5件の損害賠償に関する報告が行われた。議長は、再発防止に向けた管理体制の強化を求める姿勢を示した。