令和3年9月14日、旭川市議会にて第5回臨時会が開催された。
主な議題には、令和3年度の一般会計補正予算や、介護保険事業特別会計補正予算などが含まれている。特に一般会計補正予算については、商工費の感染防止対策協力支援金として、22億5千万円が計上された。
総合政策部長の佐藤幸輝氏によると、「この補正は新型コロナウイルスの影響を受ける市内の飲食店等に対する支援金を増額するもの」だという。議会では、これに対する質疑があり、どのような内容で支援が進められるか注目が集まった。
この補正予算に対する議論では、月々の支援内容や地域経済への影響についても焦点が当たった。松田たくや議員は「支援の効果を評価し、さらなる支援策を考慮すべきである」と述べた。一方、地域振興部長の熊谷好規氏は「公共交通機関の利用減少に伴い、バス事業者への必要な支援を行っている」と応じた。
また、健康福祉部門では、高齢者活動促進支援制度に関する議案も検討された。福祉保険部保険制度担当部長の松本賢氏は、「新型コロナウイルスの影響で外出が難しい高齢者に対する支援措置を引き続き延長する」と述べた。
会議は円滑に進み、質疑は活発に行われた。その中で、室井安雄議員は高齢者バス料金助成事業の効果を質し、去年との比較データを提示した。「令和元年度の交付率は32.2%であり、現在は26.6%に低下している」と報告し、さらなる工夫を求めた。