令和2年第4回定例会が旭川市議会において開かれ、新型コロナウイルス感染症に関する質問が続々と挙がる中、各議員が多岐にわたって意見を交わした。
最初に、品田ときえ議員は、新型コロナウイルス感染症による影響について述べ、医療従事者への感謝を表明しつつ、旭川市における公文書の管理状況を質した。返信では、野崎幸宏総務部長が旭川市事務取扱規程に基づく公文書管理の現状を報告し、移転に際しての計画についても触れた。
続く質疑では、男女平等・共同参画社会に関する施策についても言及され、佐藤幸輝総合政策部長から、市民参加の重要性や多様な意見の反映を強調する発言があった。また、特に女性の社会参加を促進すべく、基本計画を整備するとした。
議論はさらなる進展を見せ、江川あや議員は学校における新型コロナウイルス感染症対策を取り上げ、学業の継続と心身のケアが不可欠であると強調した。この質問に対し、山川俊巳教育長が健康状態の把握や教育活動の工夫について説明し、保護者への情報提供の強化が求められる旨を訴えた。
また、ひぐま議員からは、旭川市における医療従事者とその家族への偏見・差別を問題視する意見があり、熊谷好規地域振興部長が市としての対応策や相談窓口の設置について言及した。
さらに、上村ゆうじ議員は、日本製紙旭川工場との協議状況を確認し、工場の地域経済への寄与を評価しながら、今後の連携強化を要請した。
最後に、買物公園におけるWi-Fi整備の進捗状況についても言及があり、観光客への対応に加え、エリア全体の利便性向上が求められることが再確認された。市長、西川将人氏は、これら各施策に関し、市民の意見を引き続き重視しながら、さまざまな課題に対処していく意志を示した。