令和5年第2回定例会が6月16日に開会した。
旭川市議会において、全34名の議員が出席したことが確認され、会議は円滑に進行した。
日程の主要項目には、会期の決定や補正予算、財産の取得に関する議案が含まれている。
特に、補正予算では一般会計に3千999万2千円が追加され、合計で1千719億3千789万9千円となる見込みであることが熊谷好規総合政策部長により説明された。
「この補正予算は新型コロナウイルス感染症対策費が主な内容です。」と述べ、歳入においても国庫支出金や繰入金が加算されると強調した。
質疑応答は行われず、原案通りの可決が決定された。
また、複数の財産取得に関する議案が一括上程され、文書保管用のキャビネットやデスク、窓口カウンターの購入が提案された。
新庁舎における事務執行のために、計上された金額は総額で13億8416万5千円に達する。
「市民の利便性向上につながる」と川邊仁総務部総務監が述べ、質疑に異議はなく全て原案通り可決された。
契約の締結に関する議案においても、約5件が提案された。
明星中学校の耐震改修工事については、契約金額が約2億2千391万6千円に設定されている。
このように、具体的な事業を通じて市民サービスの向上が目指されており、行財政改革の推進が求められている中での進展とも考えられる。
報告として令和4年度の各会計予算の繰越しについても説明され、住民への透明性を保つ姿勢が伺える。
会期が6月30日までの15日間と決定され、次回議会は6月21日に予定されている。
一方、市議会が直面している課題は依然として厳しい状況が続いていることも、議論の中で浮き彫りにされている。
今回の定例会も、旭川市のつながりと、さらなる発展に向けた活発な議論の場とされることが期待される。