令和5年の第1回定例会が旭川市議会で開催された。
この会議では、会期の決定と各種補正予算の提案が行われた。会議は午前10時に開会し、出席議員は33名で、このうち議長の進行により決定事項が議題に上った。
まず、会期が本日から3月24日までの33日間に設定されることが確認された。これについて議長の中川明雄氏は、「異議なし」とし、会期の決定を受けて会議が進展した。
続いて、議案第1号として令和4年度の一般会計補正予算が提案された。総合政策部長の熊谷好規氏は、歳入歳出予算にそれぞれ65億3479万円を追加し、総額1兆9445億6613万円にする予定であると説明した。具体的には、国際交流活動基金積立金や社会福祉事業基金積立金などに多額の補正が行われる。
また、議案第2号から第8号まで関連する特別会計の補正予算についても説明があり、各事業の推進に向けた期待が寄せられた。特に、議案第3号の動物園事業補正予算は、総額15億2474万円を予定しており、旭山動物園の施設整備にも使用される。
公共駐車場事業に関する議案第4号は、駅前広場の運営費に154万円が追加される。また、育英事業や介護保険事業に関連する補正も提案され、住民サービスの向上を目指す姿勢が見えた。
この日の議題の中には、条例改正に関する議案や指定管理者の選定についての提案も含まれていた。指定管理者の選定は、厳正な公募とプレゼンテーションを経て行われる旨が説明され、透明性が確保されることが強調された。
さらに、専決処分の報告も行われ、消防長の松尾彰氏が交通事故に関する損害賠償の処理について報告した。これは市民生活に重要な影響をもたらす案件であり、慎重に取り扱われる必要がある。
あらためて、市政が市民にとってのQLIを高めるため、各議案についての審議が今後さらに進められ、期待が寄せられる。その後、会議は午後10時27分に散会した。