令和4年3月8日、旭川市議会は第1回定例会を開催し、予算案や市の施策について議論を交わした。特に令和3年度の一般会計補正予算についての議案が注目された。
補正予算案は、総額16億593万8千円増の2千39億7千708万8千円を計上するとし、感染防止対策支援金等の重要事項が盛り込まれた。これに従い、佐藤幸輝総合政策部長は「新型コロナウイルス対策や教育費などが主な支出項目」と述べ、必要な施策の実施に努める考えを示した。
また、予算の質疑が行われ、石川厚子議員は政府の令和4年度予算における地方創生の観点から「今年度の予算における市の取り組みは既存の枠を超えているか」と質問。その回答として今津寛介市長は、「旭川市は成長と分配の好循環を持って市の発展を図っていく」と答えた。
続いて、議案第63号で提案された予算等審査特別委員会が可決されるなど、全体の流れの中で行政改革や新施策の重要性が強調された。特に、雪対策など市民の安全環境を守る施策については、幾原春実土木部雪対策担当部長が「除雪先進都市を目指し、多様な対策を考えている」と発言した。市は生活道路の排雪回数を増やさなければならないという声が高まっており、今後も市民の要望に応えるよう取り組む意向を示した。
動物愛護に関しても見解が述べられた。動物愛護センターについての検討が進む中で、今津市長は「動物の命を守る役割をより強化していく」とし、さらなる啓発を期待した。