令和2年9月15日、旭川市議会は第3回定例会を開会し、さまざまな議題を取り扱った。
まず、専決処分の報告が行われた。木村直樹総務部総務監が説明を行い、旭山動物園内の新築工事に関する契約金額の変更について詳述された。具体的には、土どめを施工する範囲の拡大が発生したため、契約金額を変更する必要があったという。これに対し、議長は質疑を後日に譲ることを決定した。
続いて、令和2年度の旭川市各会計補正予算について議案が提出された。委員長報告により、特別委員会による3回の審査を経て、議案第14号から20号に関連する財産の取得および処分が一括審議された。議案第14号から19号には日本共産党のまじま隆英氏から反対の意見が示された。彼は、GIGAスクール用のタブレット端末の市外業者による落札の問題を指摘し、入札のあり方に配慮が必要であると強調した。
また、旭川空港の運営に必要な物品の譲渡について、議案第20号に関しても、適正な価格設定がなされていないとの懸念が表明された。彼は機器の残存価値を正確に評価しない限り、市民の理解を得ることは難しいと述べ、反対意見を述べた。
採決の結果、議案第14号から20号は起立多数で可決された。これに続き、令和2年度旭川市一般会計補正予算を含む、議案第1号から13号に関する採決も行われ、全て原案通り可決された。
最後に、議長は明日と明後日の休会を決定し、今後の議事日程について説明した。本日の会議は10時14分に散会した。