令和4年第4回9月定例会が尾道市で開催された。
議席での一般質問では、新型コロナウイルス感染症により教育現場での影響が強調された。特に尾道市立大学には、少子化の影響が顕著であり、志願者数の減少が懸念されている。議員からは「令和3年度のS/T比22.2は、全国公立大学平均の11.2を上回るが、その意味と改善策についてどう考えるか」との質問が上がり、市長は教育の質向上を目指すと述べた。
また、尾道市立大学における具体的な取り組みとして、入学者選抜試験へのアプローチが提案され、外部との連携強化が求められた。特に地域との共同プロジェクトを通じて、学生は地域課題を肌で感じることができ、実社会での資質向上につながると評価された。
一方、市民スポーツ広場の整備状況については、特に接近性の問題が指摘され、確固たる整備計画の必要性が議論された。高須地区では、コミュニティを守るため、スポーツ広場の利用促進が必要であり、さらなる公共施設の機能強化が重要とされている。
また、最近の自殺者増加についても多くの議員が取り上げた。市長は自殺対策の重要性を強調し、計画的な支援を続けるとしているが、より迅速な対応が求められているとの指摘が強まった。特に若者、自殺防止のためには、教育環境や精神的なサポートが必要不可欠であるとされ、教育長は特別教育プログラムやカウンセリング体制の強化を約束した。
今後、驚くべきことに、令和6年度には尾道市で開催されるサミットに向けて、観光関連事業の準備が急務となる。飲食店を含む地元事業者に対し、先手を打った広報と体制整備が必要であり、多様な観光客向けの受け入れ体制の強化が求められている。
このように、地域の未来を見据えた会議が進行しており、具体的な施策とスケジュールの提案が求められた。特に、尾道市における健康的な生活スタイルの促進や、地域コミュニティの活性化に向けた取組が、今後の重要な課題となるであろう。