令和4年9月27日、尾道市議会が令和4年第5回臨時会を開催した。
議題では、令和3年度各会計に関する12件の決算認定が一括上程された。
主要な施策報告の後、平谷祐宏市長は、台風14号の影響に心配はないと述べた。
また、新型コロナウイルス感染症対策の進展にも言及した。
新規感染者数は減少傾向にあり、イベント開催方針の見直しも行った。
市長は、経済活動の回復に向けた取り組みを強調し、ウイズコロナを意識した施策を進めると説明した。
加えて、政府による電力価格高騰への補助金支援があることも触れた。
地域の二次被害やその対策として、ひきこもり支援ステーションを開設したことを報告した。
市長はまた、重要施策として税収や交付金の変動を説明した。
令和3年度は市税の減少と、地方交付税の増加が見られた。
特に、歳入総額は692億9,446万円、歳出総額は678億6,892万で、黒字となり約9,235万円が繰り越された。
次に、一般会計における決算の詳細について、企画財政部長から説明があった。
特に、固定資産税や消費税交付金における収入の増減が報告された。
歳出は前年度より92億9,400万円減少し、コロナ禍の中での厳しい財政環境に対する努力が見られた。
会期はこの日1日限りと決定し、参加議員は22名で構成された。
質疑は行われず、議案は決算特別委員会に付託された。この結果、今後の議会閉会中の継続審査に進むことが決まった。
全ての議案の上程が完了すると、議長は会議を散会するとともに臨時会は閉会した。