令和2年6月18日の尾道市6月定例会では、一般質問や令和2年度一般会計補正予算が取り扱われた。議員は新型コロナウイルス感染症に伴う影響を強調し、市の対応についての詳細な説明を求めた。
新型コロナウイルスの影響で、市では緊急の対策を講じることとなった。平谷 市長は、感染者が確認されるまでの間に、部長級以上の連絡会議を通じて情報共有を行い、3月7日に対策本部を設立したことを述べた。加えて、市民への周知徹底のため、公式ホームページや広報紙で情報を提供した経緯も報告された。
教育委員会の佐藤 教育長が、学校再開後の支援体制について説明した。臨時休業中の児童・生徒に対する家庭学習はプリントによるもので、教科ごとの理解度を確認するためのプログラムを実施した。
医療面では、突沖 病院事業管理者が、市民病院が感染患者の受入れや、発熱外来の対応を行っていることを強調した。患者の移送については、感染防止策が講じられ、医療機関と連携していることが述べられた。
経済的影響への対策として、平谷市長は、特別定額給付金事業を実施したことにより、市民生活への支援を行ったと説明。一人あたりの給付金により、市内経済の活性化を期待していると述べられた。また、今後の施策の検討についても言及され、地域経済の再生へとつながる支援が不可欠であることが強調された。