令和元年第3回尾道市議会定例会が9月18日に開催された。今回の議題には、新たな公平委員会の委員選任や人権擁護委員の推薦が含まれ、順調に議案の処理が進められた。特に、人権擁護に関する4件の議案は、平谷市長の提案でそれぞれの候補者の経歴が紹介され、議会は一括採決に同意した。
この中で、宮地國彦氏、亀岡芳美氏、林屋和子氏及び下兼操勉氏の4名が人権擁護委員に推薦されることが決定された。市長の平谷祐宏氏は、これらの候補者が人権擁護を担うに相応しい人物であると強調した。
また、ほかの議案においては特に令和元年度の一般会計補正予算が審議された。星野総務委員長からは固定系デジタル無線システムの導入に関する費用や、南海トラフ地震に対する防災情報伝達の方法の effectiveness についての報告がされ、多くの質問が引き出された。
さらに、総務委員長は、子どもたちへの給食についても言及。児童・生徒数の動向を考慮し、老朽化した施設の整備計画策定に向けた委託料について説明した。今後、給食施設の整備を進めるうえで、具体的なスケジュールも設定する方針だ。教育長の佐藤昌弘氏は、給食の質を向上させるための取り組みとして、親子方式などを導入する意向を示した。
この会議では高齢者の安全運転支援についての意見書案も提案され、岡村議員から高齢者の運転支援に向けた具体的な対策が求められた。高齢運転者による交通事故防止策を推進すべきとの考えが広まり、多くの議員が賛同する見込みだ。
議会閉会に際し、尾道市の地域課題を解決するために一層の努力が求められる。今後は新たな特別委員会が設置され、議会改革を推進することも決定された。議会活動を通じて、市民の要望に応えるべく、更なる活動が期待されている。