令和2年第6回尾道市議会臨時会が開催された。市長の平谷祐宏氏が議案を提出し、様々な財政報告が行われた。
この日の会議では、令和元年度各会計の決算認定について詳細な説明がありました。平谷市長は、昨年度の施策の進捗を述べ、特に新型コロナウイルスの影響が市民生活に与えた課題について言及した。さらに、豪雨災害からの復旧事業や、そのために必要な予算を約77億5,000万円見込んでいると答えた。
一般会計の歳入は688億9,986万5,279円、歳出は680億8,428万3,410円となり、3億1,314万369円の黒字を計上。歳入の内訳には、法人市民税などの減少が反映されている。同市長は、法人市民税が前年度比4億3,700万円減少した旨を強調し、今後の財政運営の厳しさを訴えた。
また、教育環境や社会福祉の充実を目的とした施策も紹介され、子育て世代への支援、認知症支援などが着実に進んでいると平谷市長は述べた。特に、放課後児童クラブのニーズ増加に応じて新たなクラブを設立するなど、地域支援に力を入れている。
議案第142号から152号の決算認定に関しては、全て一括審議が行われた。質疑もなく、全ての議案が決算特別委員会に付託され、今期臨時会は終了した。議長の福原謙二氏が「今後の議会活動に向けて注力していきたい」と締めくくり、会議は約1時間の間にすべての議題が終了した。