令和2年第4回7月臨時会が開催された。
会議は、尾道市議会が提出した2つの予算案、令和2年度一般会計補正予算(第5号)と港湾事業特別会計補正予算(第2号)に焦点を当てる形で進行した。
総務委員会の星野 光男委員長は、光ファイバー網整備や公共交通事業者への支援について報告を行った。高齢者や離島住民への配慮を指摘し、今後の整備状況について確認を求めた。公共交通事業については、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたバスやタクシー業者への支援策が重要であるとした。
また、民生委員会の山戸 重治委員長は、感染防止対策の重要性を強調し、地域の保育所や放課後児童クラブへの支援策に関する質疑が多く寄せられた。支援額や対象地域の詳細な見直しが必要だとの意見が出た。この件について市の担当者は、保育施設の実情を反映した対応を行う方針を示した。
文教委員会の柿本 和彦委員長は、就学援助制度について取り上げ、児童生徒への適切な支援の確保が求められていることを訴えた。教育活動支援についても、長期休業時の取り組み強化の必要性が論じられた。
最後に、産業建設委員会の二宮 仁委員長が地域振興商品券事業について、参加店舗を広げる工夫が求められるとの意見とともに、コロナ対策の観点からの施策を議論した。この事業が地域経済に及ぼす影響や、実施期限について確認が行われた。
全議案の報告後、議長の福原 謙二が質疑と討論を呼び掛けたが、特に異議なく議案は可決された。議事は午後3時44分に閉会した。