令和4年第3回定例会が、2022年6月17日、尾道市議会で開催された。
この会議では、主に地域の、防災、子育て、生活支援に関連する重要な施策が議論された。
岡田広美議員が、尾道市における防災担当職員の女性の割合について質問。現在、その割合は12.5%であり、自治体における女性の視点を重視した取り組みが求められると述べた。
また、地域の防災士ネットワークにおける女性の役割についても問題提起があり、具体的な増員策について市長の見解を求めた。平谷祐宏市長は、女性による避難所運営や被災者支援の重要性を強調し、今後の施策において積極的に女性職員を増やす方向を示した。実際、避難所運営では女性職員の意見を反映し、必要な施設やサービスの配置を検討する方針だ。特に、液体ミルクや女子用トイレの配慮が強調された。
次に、保育の実現に向けた施策について岡田議員が質問。これに関連して平谷市長は、尾道市における保育者の配置基準の遵守と、特別支援への支援体制を確認することが重要だと述べた。
また、尾道市の子ども・子育て支援施策が、少子化の進行にどのように影響を与えるかについても言及。育児支援策として、高齢者や障害者への生活支援策が求められている中で、実効性のある支援を行う要望が挙がった。
ヤングケアラーに関する関心も高まっており、彼らへの支援制度が重要視されている。地域自立支援協議会等との連携を図りつつ、具体的な支援体制を整える必要性が確認された。