令和3年第2回尾道市議会定例会が6月14日に開会され、主に議長の辞職と新議長の選挙が行われた。
議会では、議席の一部変更とともに、定例会の会期を16日間と決定した。議長の福原謙二議員が辞職して議長職に対する新たな候補者が必要となった。このため、副議長の宮地寛行副議長が議長選挙を進行し、投票を経て高本訓司氏が新議長に選出された。
新議長となった高本氏は、議会運営の円滑化や地域の安定した発展に努める意向を表明した。議会では新型コロナウイルス感染症への対応や地域活性化のための施策についても言及され、特に医療関係者へのワクチン接種や感染防止策に関する重要性が強調された。
また、議会においては副議長の辞職許可が承認され、議長と副議長の職務交代により議会の運営体制を整えることが求められている。この新たな体制の中、市の各種特別会計補正予算や市道路線の認定、財産の取得に関する議案も上程された。
特に、令和3年度の一般会計補正予算案では、コロナ禍での見守り活動支援や学校の空調整備等、市民生活への支援が重要な課題とされ、多くの議員から賛同の声が上がった。市長はコロナ対策だけでなく、尾道独自のまちづくりの推進にも情熱を注いでいく考えを示した。
この議会ではさまざまな報告が行われ、事業運営に関する改善策、市民の利便性向上を目指す政策についての意見交換もなされた。尾道市議会は今後、市民との連携を強め地域の発展に向けた取り組みを一層進めていく方針である。