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尾道市第3回定例会、移住施策や高齢者支援について議論

令和4年第3回定例会では、移住施策や高齢者の社会参加促進、職員のメンタルヘルス等が議論された。市長は、様々な課題に対する柔軟な対応を要望した。
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令和4年第3回の定例会では、一般質問が行われ、様々な重要なテーマが議論になった。

冒頭、定住交流担当参事の役割について問われた平谷市長は、移住者の受入れを強化するための施策が幅広いことを強調した。特に、産業振興や雇用確保、子育て支援策が含まれるとのことだが、その具体的な進捗についてはまだまだ検討段階とされ、実施状況の透明性が求められた。

移住者施策の進捗に関しては、近年の移住希望者数が増加している中で、特にサポート体制の充実が重要であると考えられ、先進事例である愛媛県西条市の取り組みが参考にされることとなった。市長は、自らのブランディングや移住マッチングに力を入れていく意向を示したが、具体的な施策内容についての詳細が求められた。

また、スポーツ合宿の誘致についても、過去の成功事例を活かしつつ、地域振興を目指す姿勢が語られた。メキシコソフトボールチームの合宿による地域交流の重要性が再確認された一方で、今後どのような助成策を設けるか、地域おこし協力隊の活用についての具体的な方向性が待たれる。市民とのつながりを築くことが重要な課題である。

高齢者が安全で快適に暮らせるような施策については、福祉まるごと相談窓口の開設などが進んでいるものの、今後さらに高齢者の孤立化を防ぐための支援が必要だという指摘があった。また、高齢者の社会参加を促進するための取り組みも引き続き行われる見込みとなった。

職員のメンタルヘルスについては、全体を通してやはり注意が必要で、特に部局間での情報共有やサポート体制が重要となってくる。職場環境の改善も求められ、リーダーシップを強化することが大事であるとの意見が出た。

最後に、市民のマスク着用について、市民間での共通認識を持つことの重要性が強調された。新型コロナウイルス対策の文言が市民に正確に伝わるよう、説明の仕方や周知の方法について見直す必要が課題とされ、教育長は各種活動を通じて、これからも市民と学校との連携を強化する考えを示した。特に、子供たちにマスク着脱の指導がどのようにされているか、個々の家庭でも理解と協力が求められるとの構えが示された。

全体として、尾道市はその地域資源と特色を活用しつつ、様々な課題に対して柔軟に対応しながら進めていく必要性を再確認した会議となった。

議会開催日
議会名令和4年第3回尾道市議会
議事録
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