令和３年第１回定例会が尾道市で開催された。
本会議では新型コロナウイルス対応の予算が審議され、特にワクチン接種に関する質疑が目立った。
予算特別委員長の宮地寛行氏は、ワクチン接種の方法について、市民の70％の接種を目指していると説明した。集団接種と個別接種は50％ずつを想定し、ファイザー社のワクチンについても小分け配送が可能になったと述べた。
また、離島や遠隔地への医師派遣などの対応も協議され、受けたい人が受けられない状態を作らないよう努力する意向が示された。さらに、飲食事業者支援については、広島県が実施する補助金制度を利用して市内の観光事業者をサポートする計画も披露された。
新年度一般会計予算も提示され、財政状況について平谷祐宏市長が説明した。市税は減少見込みであるが、国からの交付金は増加する見通しを示した。市長は、市民生活の支援や地域経済の下支え等に積極的に取り組むことを強調した。
議案も多数上程され、大幅な補正予算の承認が求められた。特に、文化活動への影響や市民サービスの向上策も提案され、さらなる地域振興が期待されている。市政運営における市民との協力の重要性も訴えられた。