令和４年第３回尾道市議会定例会が令和４年６月13日に開会した。議会では会期を16日間とすることが決定され、副議長の辞職が許可されたことが報告された。
議長の高本訓司氏が進行する中、柿本和彦前副議長が自らの辞職願を提出し、許可が得られた。辞職の際、柿本氏は祖父の命日にあたることをことづけ、任務に対する感謝の意を表した。
新副議長として選挙が行われ、山戸重治議員が当選した旨が報告された。山戸氏は新たな役割を担うことに対する意気込みを述べ、市民の信頼を回復するために努力する意向を示した。
続いて、議案が一括して提出され、尾道市一般会計の補正予算案など、複数の特別会計補正予算案が説明された。市長の平谷祐宏氏は、経済状況が厳しい中での対応策を講じており、市民生活や経済活動を支援するための給付金事業についても提案した。
補正予算には、新型コロナウイルス対策に関連した生活困窮者向け給付金や教育費、福祉関連の支援事業が含まれていることが指摘された。市民や地域の活動への補助金が追加されることで、地域の活性化を見込む。
また、専決処分報告が行われ、損害賠償が決定された案件についても説明がされる。条令改正案については、市税や医療費助成など重要な内容が含まれており、地元市民が恩恵を受ける機会が拡大する見込みである。
このように、尾道市議会では市民の日常生活の質を向上させるための施策が継続的に審議され、必要な予算が可決されることが期待されている。今後も議会が透明性を保ちつつ、効率的な議事運営をすることが大切であると言える。