令和元年第2回東広島市議会定例会が6月25日に行われ、各議案の審議が行われました。
本会議においては、出席議員全30名が参加し、各種議案の可決がなされました。この日の議題には、東広島市名誉市民選定問題や財産の取得に関する議案を含む多くの同意案、条例改正案の審議が行われました。
特に注目されたのは、東広島市庁舎駐車場及び関連する条例の改正です。22番の谷晴美議員は、消費税の引き上げによる影響を懸念し、駐車料金の引き上げに反対の意見を表明しました。谷議員は、「消費税引き上げの中で、国民生活への影響が大きい」と指摘しました。
対照的に、21番の宮川誠子議員は賛成討論を行い、議案の内容は国の決定に基づくものとの立場を示しました。宮川議員は「国が定めた政策に従わざるを得ない状況である」と強調しました。
また、この日は令和元年度一般会計補正予算も行われました。補正予算には、広島大学周辺地域における学生の交通手段の確保を目的とした実証実験や、地域活性化のための事業が含まれているとのことです。
議会では、新たな過疎対策法の制定に関する意見書や、地方財政の充実・強化を求める意見書の提出も行われ、地域の課題解決に向けた取り組みが進められています。
最終的に、全ての議案が原案どおり可決され、議長の乗越耕司氏は、「議員各位の尽力に感謝申し上げます」と述べ、会議は存続の意義を再確認しました。市長の高垣廣徳氏も、今後の災害対策について言及し、さらなる防災体制の強化を表明しました。