令和5年7月18日に開催された全員協議会では、東広島市の重要な報告事項が取り上げられた。
この会議では、執行部から合計8件の報告事項が提起され、その中でもトライアングルプラン改訂後の取組状況に焦点が当てられた。特に注目されるのは、自殺予防に関連する教育内容であり、その具体的な取り組みと問題点について活発な議論が交わされた。
宮川議員は、トライアングルプランの改訂内容について質問し、自殺予防の教育が含まれたことの意義を問われた。市場教育長は、今回の改訂が国の方針に基づいていることを強調した。また、議員は自己肯定感の低下が子どもたちの心に与える影響について危惧を示した。
議論は、命を大切にする教育の重要性にも広がり、議員は教育実践が表面的になっているとの認識を示した。子どもたちが自分自身の命をどのように尊重し理解するかを重視すべきで、その観点から新たな教育方針が求められるとした。
さらに、PFAFS(有機フッ素化合物)の影響に関する質問もあり、谷議員は、米軍基地の存在を考慮しながら、その調査が必要であると訴えた。下水道部長は、国の暫定目標値に基づいた調査を行っていると説明したが、今後の対応が求められている。
また、暑い夏季に対応する施策についても話し合われ、谷議員は市としての福祉避難所の設営を求めた。民間に依存するのではなく、行政が率先して避難所を確保する責任があると訴えた。