令和元年8月21日、全員協議会が開催された。
議題には執行部からの報告事項や議会諸報告などが含まれた。
特に、敬老事業の実施についての説明が注目を集めた。
まず、松尾副市長が緊急報告を行い、消防局東広島消防署長の逮捕について触れた。
これは強制わいせつ未遂の容疑に基づくもので、詳細については確認中と述べた。
この件により、消防局長は欠席しており代理が出席した。
続いて、梶永健康福祉部長が令和元年度敬老事業について説明を行った。
市内の高齢者を対象に敬老金や敬老祝品の贈呈を行い、
その対象人数は計2,618人で、前年より66人増加すると伝えた。
敬老祝品は、自ら選ぶカタログから選ぶ形で提供され、
昨年度からは4品目増加した29品目が揃えられた。
また、地域敬老会の開催についても言及され、
1万8,979人の高齢者を招待する予定で、121団体が実施する見通しとした。
その後、津森教育長によるメキシコ選手団の交流合宿中止についての報告もあった。
本来、オリンピックに向けた取り組みの一環であったが、
メキシコ側の事情により事前の準備が無駄になった。
続く議事では、敬老事業に関しての質問があり、
谷議員が地域が直面する飲酒問題について発言した。
健康福祉部長は教育施設における飲酒規制の難しさを説明したが、
飲酒を伴わない敬老会も存在するとの認識を示した。
土砂撤去推進室の解散についても質疑が行われ、
加藤都市部長は撤去作業に関する二つの方法を説明した。
議員からのさらなる質問に対し、国からの情報提供が不足しているとの意見もあった。
全体を通しては、来月開催予定の議会に向けた準備も進められており、
次回の全員協議会は10月23日に設定されていることが案内された。
今回の協議会は市の施策について具体的な報告があり、
地域の高齢者を支援するための取り組みが確認された形となった。