令和元年第2回東広島市定例会の2日目が開催され、様々な議題が取り上げられた。特に、災害時の避難対策、医療の充実、動物愛護、ICTの活用について活発な議論が展開された。
議事では、災害時の避難対策に関する議論が行われた。防災無線の改良が急務であるとの意見が出る中、避難所の運営についても詳細なマニュアル整備が必要であると指摘された。特に、避難所として開設されたことがない学校に関しては、設営手順や地域との連携を強化する必要があるとの声が上がった。加えて、備蓄品の確保や、避難所開設のタイミングを柔軟に対応できるようにすることが求められた。
次に、医療の充実について、子ども医療費助成制度の拡充を求める声が上がった。現行の制度では、対象年齢が限られており、他市と比べても劣っているとの指摘がなされ、支援対象年齢の引き上げが強く求められた。特に、通院の対象年齢を中学校卒業まで拡大することが提案され、市民の生活向上に寄与することが期待された。
また、地域の動物愛護に関する取り組みも議題に上がり、捨てられた猫や犬に対する適正な管理責任が確認された。動物愛護活動が地域で行われ、地域猫活動としての推進が求められている中、市民からの要望をしっかりと受け止めた対応が必要とされている。
ICTの活用についても触れられ、特に5Gの実証実験が実施されたことが報告された。今後、遠隔授業の導入や、さまざまな分野での5Gの活用によって、市民サービスの向上が図られることが期待されている。市長も、この新技術の活用によって地域課題の解決に向けて努力する意向を表明した。
結論として、今後の施策においては、市民との対話を重視し、要望に応じた具体的な行動を起こすことが求められる。市全体の安全・安心な社会の実現に向けた取り組みが進むことが市民の期待となっており、責任ある施策を推進することが重要である。