令和3年8月20日に行われた全員協議会では、東広島市の重要な施策と市民向けイベントの実施が報告され、参加者からの質疑応答も行われた。
この会議では「ぐるマルフェスタ2021ひがしひろしま」や「令和3年度敬老事業の実施について」が主な議題となった。健康福祉部長の上田氏は「ぐるマルフェスタ」は地域共生社会の実現に向け、9月25日に東広島芸術文化ホールで開催されると説明した。イベントには講演や展示も含まれ、地域福祉への認識を高めることを目的としている。感染状況によっては変更の可能性があるとのことだ。
敬老事業については、711人を対象に翌月には敬老金の贈呈が行われ、77歳以上が対象の「お元気ポイント制度」により、健康づくりが促進される。これは市の高齢者への感謝の意を表す重要な施策である。
また、新型コロナウイルス感染症に関する市の対応も話題となった。市内では感染者が急増し、8月20日よりまん延防止等重点措置の適用により、施設は原則休館とし多くの市主催行事が中止または延期となる方針が示された。岡田生涯学習部長は、第33回東広島市民スポーツ大会の中止を報告した。
さらに、市は8月12日からの前線停滞に伴う災害対応も含め、避難情報の発令や迅速な行動に努めた。人的被害や建物被害についても報告があり、災害対応体制の見直し及び情報収集の重要性が強調された。
この日の質疑では、実施報告以外にも防災や教育施策の再確認、改善点などが市議会議員からも出され、今後の施策に対する市の取り組みへの期待が示された。特に、災害時の迅速な情報収集については議員から強い指摘があり、市としての体制強化が求められている。