令和4年第4回東広島市議会が2022年12月22日に開催された。
本日の議事では、28名の議員が出席し、定足数を満たしたことを確認のうえ、議会が開会した。
日程第1では、会議録の署名議員として、片山貴志議員、坂元百合子議員、牛尾容子議員が指名された。その後、広島県水道広域連合企業団議会議員選挙について、岡田育三議員及び片山貴志議員が指名され、当選となる旨が全会一致で承認された。
日程第3以降は、合計7件の議案が一括して審議された。この中には、行政不服審査会事務の委託規約変更、地方公務員法の一部改正に伴う条例整備、職員給与に関する規則改正、消防団時の任意職員の設置に関わる条例改正が含まれており、特に職員給与については、2.74%の引き上げが提案された。
また、歳入に関する変更も審議され、一般会計補正予算が21億5,621万6,000円追加され、総額は1,025億6,250万1,000円に達した。市の生活支援や電気料金の高騰に対応する内容が評価された。議案に対する質疑が行われたが、反対意見は出ず、全議案が全会一致で可決された。
一方で、職員の給与問題について、谷晴美議員からは急増する非正規職員に対する処遇改善が求められるもと、賃金格差の実態を指摘する意見が述べられた。さらに、地域経済活性化に依存する構図に対する懸念も表明された。
また、日程第7で提案された「Town&Gown構想の推進に関する決議」についても審議が行われ、人口増加鈍化に対する対応策として注目された。この決議は、地域活性化のために行政と企業が協力し、地域共生社会を推進する必要性を強調している。
総じて、今回の定例会では、多岐にわたる議案が提出されたが、急激な物価高騰や新型コロナウイルスの影響を受ける中、地域住民に向けた生活支援が重要なテーマとして扱われていることが確認された。