令和6年第2回定例会では、複数の議員が重要なテーマに関して討論を行った。特に坂元 百合子議員は、太陽光パネルの災害時におけるリスクとその管理について深く掘り下げた。彼女は、太陽光パネルの設置によって引き起こされる可能性のある自然災害や環境汚染に対する懸念を示し、その具体例として能登半島地震を挙げた。特に、破損したパネルから有害物質が漏れ出すことや、感電の危険性が指摘され、事業者に対する規制やガイドラインの必要性を強調した。
さらに、坂元議員は、パネルの設置状況を把握するための手段が不足しており、災害時の二次災害防止策を早急に検討する必要があるとの意見を述べた。
山田 学議員も同様に太陽光パネルの問題に触れ、現在の環境条例が不十分ではないかとの疑念を呈し、特に災害時におけるパネルのリスクに対してより強固な規制が必要であると訴えた。彼は、太陽光発電の普及が進む中、自然環境や地域住民の安全に関する懸念が無視されるべきでないと主張した。
一方、地域農業に関連しては、地方創生を目指す市民農園の拡充の必要性が取り合わされ、人口減少や高齢化に伴う耕作放棄地の増加が問題視された。市の取り組みとして、農地の貸出を促進するためのマッチングシステムの必要性が議論され、農地を借りたい市民と貸したい農地所有者との情報提供の強化が求められている。
さらに、小池 恵美子議員は学校給食における牛乳の選択制の実践について質問し、特にアレルギーなどの理由で牛乳を飲まない児童への気配りを求めた。彼女は、牛乳を楽しみながら摂取できる環境作りの重要性を訴え、選択肢の必要性を強調した。学校給食法や栄養基準に基づく牛乳提供の重要性についても言及され、より包括的なアプローチが考慮される必要がある。