令和2年11月18日に開催された全員協議会では、10件の執行部からの報告がなされた。
その中でも特に人権フェスティバル2020ひがしひろしまの開催が注目を集めている。このフェスティバルは、12月5日に東広島芸術文化ホールで開催される予定で、女性の人権及び男女共同参画をテーマにしている。
生活環境部長の弓場氏は、毎年行われる人権啓発活動の一環として、参加者に正しい理解と認識を促すことが目的だと強調した。メイン会場ではスライドショーや映画「ズートピア」の上映が予定されており、サブ会場では若い世代向けのイベントも用意される。
一方、水道事業の広域連携についての質疑も活発に行われた。水道局長の三戸氏は、広島市や福山市が参加しない中、世羅町が参加を表明していると説明した。議員の宮川氏は、この資料が広域連携の利点ばかりを言及していると指摘した。
宮川氏はまた、内部留保が多く存在する本市の水道局が、なぜ単独経営の魅力を訴えないのかについて疑念を投げかけた。これに対し、三戸氏は内部留保を考慮し、料金の見直しについても言及したが、具体的な戦略についてはまだ曖昧な部分が多いようだ。
さらに、主要事業に関する提案活動については、政策企画部長の木原氏が、例年に比べ市長や議長が訪問を行わない理由を新型コロナウイルスの影響と説明し、職員が代わりに訪問することを決定したと発表した。議員の石原氏は、市長や議長には特別な影響力があるとし、その役割が職員で代替可能か疑問を呈した。
このように、各議題が活発に議論される中、本協議会は2021年を見据えた多様な取り組みを確認する場となった。次回の全員協議会は、2021年1月18日に予定されている。