令和3年第2回東広島市議会では、重要な議題が取り上げられた。特にワクチン接種や子宮頸がんワクチンの重要性が強調された。
16番の重森佳代子氏は、ワクチン接種状況について言及。新型コロナウイルスにより、全世界で多くの命が失われたことに触れ、その影響は深刻であると訴えた。
高垣廣徳市長は、ワクチン接種が進んでいる状況を報告した。医療従事者や高齢者の接種が順調に進んでおり、全ての希望者に10月末までに接種を完了させる見込みと述べた。特に65歳以上の高齢者への接種は、おおむね55%が完了しているとのことだ。
加えて、子宮頸がんワクチン接種の重要性が繰り返し強調された。重森氏は、現在の接種率が低い理由を説明し、今後の接種率向上のための市の役割を問うた。子宮頸がんワクチン接種の先延ばしや誤った情報の影響が接種率の低下に繋がった点を指摘し、正しい情報の提供が必要であると訴えた。
さらに数名の議員より、DX人材の確保と育成についても言及された。多田稔副市長は、DX推進のための人材確保が遅れているとの問題提起を行った。職員の能力開発の重要性とともに、デジタル技術に精通した人材の登用が急務であることを強調した。多くの自治体がこの課題に直面している中、本市も少しずつ取り組みを進めているという。
また、市街化区域内の道路整備について、岩崎和仁議員が質問した。道路の管理状況や市民からの要望に対する市の対応策について、市長や関連部長が答弁を行う中、適切な対応を講じる必要があると認識されていることが示された。