令和元年第1回東広島市議会臨時会が令和元年5月13日に開会した。
この会議は、池田隆興議員の臨時議長により進行され、開会に先立ち、高垣廣徳市長が挨拶を行った。市長は、「戦後最長の好景気の後退が懸念される中、議員の卓越した見識と行動力が市勢の発展に必要」と強調した。
大規模な豪雨災害の影響を受けた地区からの復旧が急務であり、昨年策定した「豪雨災害復旧・復興プラン」に沿って取り組む方針が示された。市長は、復興には行政の総力を挙げる必要があると述べた。
加えて、市長は今後の施策として「仕事づくり」と「暮らしづくり」を挙げた。イノベーションを創出し、産業を活性化させることで新たな雇用を生み出す必要性を語った。また、地域全体が一体となって支え合う共生社会の実現を目指すと述べた。
議長選挙が行われ、乗越耕司議員が新議長に選出された。新議長は「市民の声を反映させる議会改革を進める」との意向を表明。議長選挙では、乗越議員が13票、石原議員が8票、奥谷議員が9票の支持を受け当選した。
この臨時会では、最初に仮議席の指定が行われ、次に議長選挙、続いて議席の指定、会議録署名議員の指名、最後に会期の決定が行われた。会期は5月15日までの3日間に決定された。議事の進行に際し、臨時議長と新議長は市民に対する市政の透明性と公正な運営の重要性を強調した。