令和3年9月30日の全員協議会で、職員の逮捕に関する報告が行われた。
高垣市長は、収賄容疑で建設部維持課の職員が逮捕された事案について詳述した。このことは市民の信頼に対し大きな影響を与えるもので、市による厳重な対応が求められた。
逮捕されたのは、建設部維持課安芸津維持分室主査の平岡尚之氏(47歳)である。主に市発注の維持業務に関連し、業者から金銭の受領があったとのこと。市長は過去の発表において、職員の倫理と信頼性の重要性を強調した。
具体的な事件の経過として、平岡氏は9月27日に逮捕され、翌日には検察に送致された。逮捕後の調査は進行中であり、経過を確認することが求められている。
この問題に対して、市は再発防止委員会を設置し、事件の背景やその原因を調査する方針である。園内における倫理観の向上と職務の遂行に対する誇りを育成することが急務だとの意見が述べられた。
議員の宮川氏は、職員の人数が少ないことが事案の原因とされるのは短絡的過ぎると指摘した。職員が誇りを持つためには、倫理観の育成と実感を重視するべきであり、これにはやりがいのある仕事環境の整備が必要であると訴えた。市長もこの意見に賛同し、職員が誇りを持てる環境を整備することを約束した。
質疑応答では、再発防止委員会の構成について疑問も出た。重森議員は、全ての部局が参加することが重要であるとしたが、梶永総務部長は、最初は関連する部局から始め、その後必要に応じて他部局も検討する意向を示した。市長は、公共事業に伴うリスクをしっかりと把握し、倫理観の欠如を改善する必要があると述べた。
この度の事件は、大変な信頼を損なうものであり、今後の対応に注目が集まる中で職員全体の意識改革が重要視されている。