令和3年第3回9月定例会が令和3年9月7日に東広島市議会で開催され、様々な議題が取り上げられた。
通学路の安全確保や災害への強靭な地域作り、情報セキュリティ対策、そしてデジタルトランスフォーメーションに関する施策が主な焦点として議論された。
議長の石原賢治氏は本日の出席議員は17名であり、定足数に達していることを確認した。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、質問における工夫が求められた中、北林光昭議員は通学路の安全について質問し、各学校からの改善要望に対して早急に対応する考えを示した。具体的には、通学路の安全推進会議が実施される予定であり、要望内容を分析し、改善案を検討することが求められている。
また、災害対策においては、近年の豪雨により浸水被害が発生しているため、情報収集の強化が急務とされている。災害時には地域の自主防災組織と連携し、情報を迅速に収集する必要性があると指摘され、情報処理システムの一元化が今後の課題であることが認識された。
さらに、交通安全施策では、重光秋治議員が過去の交通事故を振り返り、交差点における交通安全対策の重要性を訴えた。市役所としても信号機や一時停止標識の新設に努めているが、更なる事故抑止策が必要との意見も交わされた。
また、情報セキュリティの監査については、福光直美経営戦略担当理事が内部監査の実施結果や今後の外部監査計画を説明し、情報管理の重要性を強調した。特に、情報セキュリティポリシーの遵守状況も重要なチェックポイントであり、地方公共団体としてのセキュリティ意識が求められる。
最後に、近年のデジタルトランスフォーメーションの進鋭化に伴い、具体的な施策の展開には戦略的に取り組む必要があることが各議員から指摘され、それに対する市の取り組みも大きな期待が寄せられている。具体事例として、事業における費用見積もりや、システム改修の実施が取り上げられ、各関係者に対して更なる意識改革が求められる場面も見受けられた。このように、東広島市議会では、地域住民の生活の安全を確保するための議論が続いた。