令和4年第3回東広島市議会では、各議員が地域の課題や重要問題についての質問を行った。注目される議論が産後ケア支援事業の推進や、保育士の人材確保に展開され、特に「質の高い教育」の提供に関連した市長の公約に大きな関心が寄せられている。産後ケア支援事業は、地域の産婦人科や助産院と協力し、また保育士確保策として就職相談会や職場定着支援金が紹介され、課題解決に向けた熱意が感じられた。
さらに、教育におけるGIGAスクール構想の進捗も話題で、全ての学校でICT環境の整備が進む中で、特に学習者用コンピューターや周辺機器の十分な配備が必要であることが認識されている。
また、生物多様性の保全に関する問題では、特定外来生物の影響が議論され、自治体や市民の協力による防除活動の重要性が強調された。市民へ向けた啓発を進めるための具体的計画も求められる。
最後に、カーボンニュートラルの達成に向けた戦略が具体的に検討され、特に広島大学との連携によって促進される先端技術の実証・実装が期待される中、市は地域脱炭素促進に向けての確固たる姿勢を示していることが今回の議論の中で明らかになった。