令和元年5月13日、全員協議会が開かれ、議長選挙に向けた立候補者の所信表明が行われた。
池田臨時議長の進行のもと、首先、乗越議員が立候補の所信を述べた。乗越議員は市民からの厳しい意見を受け止め、議会改革に取り組む姿勢を強調した。意見交換会や議会報告会を精査し、新たに市民の意見を聴取する機会を設けることを提案した。さらに、議会の政策立案能力を向上させるため、必要に応じて新たな委員会の設置が必要との考えを示した。
次に、石原議員が登壇。彼は昨今の投票率低下の原因を指摘し、市民との距離感が広がっていることを憂慮した。投票率向上は議長一人の責任ではなく、議会全体の努力が必要だと述べた。基本条例を守り、議会改革を進めるための取り組みの重要性を強調した。特に、災害対策と市民満足度調査への回答の重要性に触れ、議員間での議論の必要性も訴えた。
さらに、奥谷議員が自らの決意を述べた。彼は議会が行動することで市民からの信頼を回復すべきだと強調した。また、議会としての政策提案能力の強化を訴え、市民との関係性を深める必要性を感じていると述べた。議会事務局の充実も重要な課題とし、議員間の議論を密にすることが大事との意見を示した。
最後に、池田臨時議長から、立候補者が他にいないか尋ねられ、異議の声がなかった。議長選挙は午後3時40分から実施される予定で、全員協議会は閉会した。今回の所信表明は未来の議会運営に向けた重要な一歩と位置づけられている。