令和5年第1回東広島市議会では、様々な議題が議論された。特に子育て支援策と農業施策については、多くの発言が見られた。
まず、子育て支援策について、令和会の牛尾容子議員が質問を行った。牛尾議員は、「子どもを取り巻く環境改善が急務である」と述べ、待機児童対策として、保育士確保と新規予算の意義を評価した。そして、「待機児童解消に向けた具体的な取り組みを示してほしい」と求めた。
これに対し、市長の高垣廣徳氏は、「新年度予算で待機児童の解消に向けた支援を拡充する」と回答した。
次に、農業施策については、牛尾議員が地域の農業支援の質と周知方法について指摘。彼は、「補助制度が利用されていない実態があり、周知方法が重要だ」と強調した。産業部長の鈴木嘉一郎氏は、「市広報紙やJA広島との連携を強化し、農業者に情報提供を進めている」と応えた。
生活関連事業では、牛尾議員が予算の見直しに関する発言をし、「市民ニーズに即した事業を確保する必要がある」と述べた。高垣市長は、「市民の声を反映し、優先順位をつけて施策を進める」と答えた。
公共施設マネジメントに関しては、議員たちが市の公共施設について議論した。特に、古い施設の管理方法とその再利用がテーマとなり、エコな施設としての活用や地域との連携の強化が提案された。
これらの議論を通じて、市は地域住民にとって有益な施策を重視し、今後も市民の声に耳を傾けながら事業を進めていく意向を示した。特に、子育て支援や農業施策に関しては、直面する課題への対応を急ぐことが求められている。今後の議事運営には、市民の生活向上へ向けた具体的な目標設定が必要であると各議員が指摘した。