令和5年10月17日に開催された全員協議会では、東広島市の複数の施策についての報告が行われた。
特に注目されたのは、庁内電話切替に関する問題であった。片岡財務部長は、通話品質が機種変更前の評価平均2.1から3.5に改善したと述べた。しかし、宮川議員は「本当に実質的に通話品質がどうなっているのか疑問だ」と強調し、評価の信頼性について疑念を示した。
宮川議員はまた、「全て5の評価が求められる」と述べ、業者側の提供するサービスについての懸念を表明した。これに対し、片岡財務部長は、サービス提供業者と連携し、さらなる通話環境の向上に努めると応じた。
続いて、中村生活環境部長からは、「東広島国際フェスタ2023」と「ひがしひろしま環境フェア2023」の開催について報告があった。両イベントは、10月22日に同時開催され、異文化理解や環境保全の重要性を広めることを目指している。
国際フェスタでは、約8,500人の外国人が在住する地域で、バンド演奏や文化体験など多彩なプログラムを提供する。環境フェアでは、健全で持続可能な社会構築を目指し、地域の企業や団体が参加し、環境保全への理解を深めることを目的としている。
また、議会の他の報告事項では、健康福祉部が生活保護費変更処分取消請求事件に関して、控訴を求める国の意向を受けて協議を行ったことが説明された。