令和3年第2回東広島市議会において、コロナ禍や環境問題への対応について議論が行われ、特に庁舎内の感染防止対策や一般ごみの減量化の進め方が焦点となった。
最初に、8番中川修議員はコロナ禍における庁舎内の感染防止について言及した。緊急事態宣言に伴い、特に職員の感染防止策が不十分であるとの懸念を表明。職員間の物理的仕切りが不足している現状を指摘し、アクリル板の設置を求めると共に、勤務形態の見直しを提案した。これに対して、総務部長の梶永里美氏は「事務所内の対策に加え、職員間の距離を保つためのモニタリングを行っている」と述べ、アクリル板を設置する181件の計画が進行中であることを報告した。また、時差出勤やリモートワークの活用も進めていると強調した。
次に、中川議員はペット事情における増加する飼育頭数に関する問題提起を行った。特にコロナ禍でペットを飼う人が増加し、その後の飼育継続が難しいケースが増えていることに懸念を示した。生活環境部長の弓場潤氏は、犬の登録数が確実に増加していると説明し、啓発活動やボランティアとの協力強化の必要性を述べた。
最後に、一般ごみの減量化施策についても話題に上り、環境意識の向上が求められる中での施策として、生ごみの水分除去を進めるための水切り器の配布を行っており、他市の成功事例を参考にした取組の必要性を訴えた。生活環境部長は、水切り器の導入と啓発活動が効果的であるとの期待を示し、具体的な取組内容を共有した。
さらに、一般ごみの減量化を目的とした堆肥化の進み具合に対しても言及があった。堆肥化活動は約10トンの丈夫が活用されることを報告し、地域資源循環への貢献を目指す姿勢が示された。