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民生児童委員支援と障害者福祉充実で市議会が議論

富岡市議会で民生児童委員の活動支援や障害者福祉について質問し、横断的施策の充実が課題に。
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令和4年9月21日に開催された富岡市議会の定例会では、議員から地域福祉や少子化対策に関する質問が相次ぎました。

特に、7番議員の木田嘉之氏は民生児童委員の活動支援について触れ、コロナ禍において重要な役割を果たす彼らの活動が直面している現状を報告しました。木田氏は、地域の見守り活動の活性化や活動支援の必要性を訴えました。

回答に立った榎本義法市長は、民生委員が「社会福祉増進に欠くことのできない重要な役割を担っている」とし、彼らへの感謝の意を示しました。続く健康福祉部長の茂木孝之氏は、民生委員の定数は111人で、欠員はないことを報告しました。男女比は男性38人、女性73人であり、主に60代以上が多い現状を説明しました。委員の成り手不足については、群馬県の選任基準や高年齢者の雇用安定に関する法律改正の影響を挙げ、「適任者の不足が影響している」と語りました。

また、障害者福祉に関する質問では、現在の障害者施策についても議論があり、健康福祉部長は「障害者が住み慣れた地域で安心して暮らすための施策を推進している」と述べました。具体的な取組として、8つの基本目標を掲げ、その施策を展開していることを報告しました。特に、生活支援サービスの整備については特筆すべき進展があり、利用者のニーズに応じた柔軟なサービス提供を目指していると強調しました。

さらに、人口減少と少子化対策についても議論され、3番議員の三ツ木真由美氏は市の過去5年間の婚姻件数と出生数を示しながら、少子化の進行を問題視しました。市長は、人口減少と少子化への対応を「最重要課題」と位置づけ、施策の充実に努める意向を表明しました。また、市内での無園児の状況についても言及され、母子保健コーディネーターが家庭への訪問を通じて、孤立する無園児家庭の支援に取り組む意義が強調されました。

議会では、新たな支援策や地域資源を活かした婚活施策、さらには障害者福祉の充実についても活発な意見交換がなされ、市民生活向上に向けた一歩を踏み出したといえます。今後も人口減少や少子化、地域福祉の課題に対する具体的な施策が期待されるところです。

議会開催日
議会名令和4年9月定例会
議事録
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