令和6年第1回安中市議会定例会が2月27日に開会した。この日程では、22日間の会期の決定や、議会による各種諸般の報告、専決処分の承認などが行われた。
まず、会期に関して、議長の罍次雄議員が「今期定例会の会期は、本日から3月19日まで」と提案し、異議なく決定された。
続いて、会議録署名議員の指名が行われ、小林訂史議員、佐藤貴雄議員、今井敏博議員の3名が指名された。また、監査結果報告及び専決処分に関する報告も行われた。
事務局長の清水裕之氏は、「監査の結果、過去の会計において見つかった不正がないことが確認された」と述べ、今後の施策の信頼性を強調した。他の報告項目として、物価高騰に対する給付金事業についての補正予算も議題に上がった。企画政策部長の町田博幸氏は、「物価高騰に伴う緊急の措置が求められ、市としては変動に応じた柔軟な予算運営が必要」と説明し、具体的な数値の提示を行った。
続いて、教育長及び教育委員会委員の任命に関する議案が上程された。市長の岩井均氏は、「後任教育長として岩崎聡氏を推薦する」と発言し、これまでの実績や教育への貢献を評価した。その後、関連する数件の議案が一括して採決にかけられ、いずれも賛成多数で可決された。
また、固定資産評価審査委員会や農業委員会の委員任命、および各種条例の改正に関する議案も審議され、問題なく進行した。例えば、安中市手数料条例の一部改正の際には、市民環境部長の池澤智野氏が具体的な改正内容を示した。
さらに、安中市の施策に基づくさまざまな支援事業が紹介された。街の活性化や福祉の充実を目指し、安中市役所は今後も市民の声を反映しながら、さらなる施策展開を図る意向を示した。