令和元年9月25日、富岡市議会において一般質問が行われ、富岡版「SDGs」や今後の学校施設と教育、循環型社会、移動困難者対策など、様々な重要なテーマが取り上げられた。
初めに、壁田賢二議員は富岡版「SDGs」について具体的な計画の策定を市長に求めた。市長の榎本義法氏は、県内で初めて総合計画の各主要施策を、SDGsの17国際目標に関連づけて実施していると述べた。さらに、SDGsの理念を浸透させるため、市職員向け研修や市民向け周知活動に努める意向を強調し、第2次総合計画中期基本計画を富岡版「SDGs」計画として実行することが重要であるとした。
次に、今後の学校施設と教育について論じられた。壁田議員は、富岡市の学校施設の老朽化や少子化による影響を指摘し、教育長と市長に見解を求めた。教育長の服部幸雄氏は、小中学校の適正規模や配置の検討が急務であると認識しており、これからの少子化社会に対応した適切な施策を講じる方向性を示した。
循環型社会については、富岡市の清掃センターの老朽化が問題視され、壁田議員は再生可能エネルギーの活用方法について市長に質問した。市長は、循環型社会の形成に向けた法律に基づいて施策を進めていることを説明し、地域の環境に配慮した施策の重要性を強調した。
さらに、高齢者や移動困難者への交通手段となる乗り合いタクシーについても質問され、利便性を高めるための取り組みについても議論が行われた。市長は高齢者の移動手段確保が急務であり、効率的な公共交通網の整備に取り組む考えを示した。
最後に、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)導入の必要性についても言及された。市長はRPAを導入することで市の業務効率化を図り、職員の負担軽減と市民サービス向上に寄与することを目指していると述べた。
この会議を通じて、富岡市の未来に向けたさまざまな施策が議論され、今後の方針が示された。