令和3年12月17日、富岡市議会で行われた定例会では、様々な重要な議題が取り上げられた。
議会では、生理の貧困支援対策や気候変動への取り組みが進行中であることに言及され、特に注目を集めている。それに関し、田村浩壽議員が、生理の貧困問題の解決に向けた市の支援が短期的なものであると指摘し、持続的な取り組みを求めた。榎本義法市長は、支援事業は新型コロナウイルスの影響を受けているため、検証しつつ事業を継続すると述べた。また、今後の気候変動対策についても新たな対策の必要性が強調された。
さらに、田村議員は自衛隊のオスプレイ訓練に伴う市民の安全を懸念し、その情報提供を求めた。榎本市長は実施状況についての把握が難しい状況としながらも、市民への情報提供に努める方針を示した。
次のセッションでは、横尾秀光議員が耕作放棄地の有効活用について質問。当市では、耕作放棄地の拡大が進行しており、経済産業部長の加藤安明氏は、その解消に向けた施策を強化する方針を説明した。特に、新規就農者の受け入れ体制を整えることで、耕作地の活用を進めていくとのこと。
また、髙田仁志議員は、野良猫の対策に関する質問を行い、野良猫による生活環境被害の注意喚起が求められた。市は、地域との連携を深めて野良猫について周知活動を進める意向を示すとともに、飼い主による適正飼養についての啓発を行っていくと述べた。
最後に、三ツ木真由美議員が鳥獣被害の現状を報告し、統計データを基に被害状況の改善が進んでいることを確認した。彼女は新たな施策の導入や市民の意識向上が必要であると強調し、引き続きの課題解決への取り組みを呼びかけた。